LMC
読み方:えるえむしー
Loss of Motor Control
息こらえによる低酸素のため、意識を保ちながらも身体の動きや反応を正常に制御できなくなる状態。
LMCの意味
LMCとは「Loss of Motor Control」の略称で、息こらえによる低酸素のため、意識を保ちながらも身体の動き、姿勢、反応などを正常に制御できなくなる状態です。フリーダイビング分野では、俗に「サンバ」と呼ばれることもあります。
基本解説
LMCは、息こらえによって脳や身体へ供給される酸素が不足したときに起こる低酸素症状の一つです。本人に意識があるように見えても、自分の身体や動作を十分に制御できているとは限りません。
不随意な震えやけいれんのような動き、姿勢を保てない、頭部が落ちる、動作がぎこちなくなる、視線や反応が不自然になる、合図へ適切に応じられないなどの変化が見られる場合があります。
潜水中だけでなく、浮上して呼吸を始めた直後に起こることもあります。水面へ到達しただけで安全と判断せず、呼吸、反応、姿勢が安定するまで直接監視を続ける必要があります。
ブラックアウトとの違い
LMCは、低酸素によって身体の動きや反応を正常に制御できなくなった状態で、意識が完全には失われていない場合があります。
ブラックアウトは、低酸素によって意識を失った状態です。LMCからブラックアウトへ進行する可能性があるため、どちらも直ちに安全確保と介助が必要な重大な異常として扱います。
安全上の注意
LMCが疑われる場合は、直ちに水中活動を中止し、本人の気道を水面より上に保って安全を確保します。
- 本人だけで姿勢を維持させず、身体を支えて安全な場所または水外へ移動させる。
- 施設の緊急対応手順に従い、呼吸、意識、反応を確認する。
- 正常な呼吸がない、意識が戻らない、症状が悪化する場合は、119番通報を行い、訓練を受けた人が心肺蘇生やAEDを使用する。
- 短時間で回復したように見えても、その日の水中活動は中止し、再び潜らない。
- 息こらえを伴う活動は単独で行わず、異変時に直ちに救助できるバディまたは安全担当者が直接監視する。
- ハイパーベンチレーションや、限界まで息こらえを続ける練習を行わない。
この解説は救命講習の代わりにはなりません。活動前に施設の緊急対応手順、救助器材、AED、緊急連絡先を確認し、正式な講習で救助方法を学んでください。



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